マンションで行われる消防設備点検は、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
入居者の方にとっては
「どれくらい立ち会えばいいのか」
気になるところだと思います。
この記事では、消防設備点検の現場に携わる立場から、マンション点検の時間の目安についてまとめます。
マンションの消防設備点検の時間の目安
結論から言うと、
1部屋あたり5〜10分程度で終わることが多いです。
ただしこれは、
- 火災報知器(天井にある感知器)の種類と数量
- 避難器具の有無
- 不備の有無(主に避難はしごの状態)
によって多少変わります。
部屋の中で行う点検
マンションの消防設備点検では、室内の設備も確認します。
主な点検内容は次のようなものです。
- 火災報知器(天井にある感知器)の作動確認
- 避難はしごの作動確認
作動確認では、実際に機器を作動させて正常に動くか確認します。
そのため、短時間ですが室内に入らせていただく必要があります。
また、避難はしご(よくハッチと呼びます)はある部屋とない部屋があり、ある部屋の場合には点検をさせていただくことになります。
ただ、避難はしごは常に屋外にあることにより劣化しているものもあり、うまくはしごが下まで降りなかったり、降ろしたあとに巻き上げがうまくできなかったりするので時間がかかることもあります。
海の近くのマンションは特に潮風で錆びて劣化が激しくなるものもあるのでしっかり点検することが必要です。
共用部の点検
室内だけでなく、共用部の設備も点検します。
例えば
- 消火器
- 誘導灯
- 自動火災報知設備
- 非常ベル
- 屋内消火栓
などです。
共用部の点検は住人の方の立ち会いは不要です。全体的な点検時間ということで考えると、こういった消防設備が多いと建物全体で見るとそれなりの時間がかかります。
建物全体ではどれくらい?
例えば10戸程度の小規模マンションの場合、
1〜2時間程度
で点検が終わることが多いです。
ただし
- 設備の種類が多い
- 不備がある
- 入室できない部屋がある
- 住人の方から点検の指定の時間がある
などの場合は、時間が長くなることもあります。
まとめ
マンション消防設備点検の時間の目安は
- 1部屋 5〜10分程度
- 10戸程度の建物 1〜2時間程度(共用部も含めると)
です。
消防設備点検は、火災時に設備が正常に作動するか確認する大切な点検です。
入居者の方には短時間のご協力をお願いすることになりますが、安全のための点検として理解していただければと思います。