マンションに住んでいると、消防設備点検のお知らせがポストに入っていることがあります。
そのときに気になる人が多いのが、
「部屋の中ってどこまで見るんだろう?」
という点です。
結論から言うと、消防設備点検で確認する場所は決まっています。
部屋の中すべてを見るわけではありません。
この記事では、実際の消防設備点検で「室内のどこを確認するのか」を現場の視点でまとめます。
私はマンションの消防設備点検の現場に入ることが多く、実際の作業の流れをもとに書いています。
室内で確認する主な設備
マンションの室内で確認することが多い消防設備は次のようなものです。
- 自動火災報知設備(熱や煙の感知器)
- 避難器具(ベランダにある部屋があります)
- 消火器(室内に設置されている場合)
この中でも一番多いのは「感知器」です。
天井についている丸い機械で、煙や熱を感知して火災を知らせる装置です。
点検ではこの感知器が正常に作動するかどうかを確認します。
感知器の点検はどうやるのか
感知器の点検は、専用の点検器具を使って行います。
煙感知器の場合は、煙の代わりになるガスを感知器に当てて、警報が鳴るかを確認します。
熱感知器の場合は、熱を発生させる器具を使って反応を見ることがあります。
この作業自体は数十秒で終わることが多く、部屋の中を長時間調べることはほとんどありません。
点検員は部屋の中を見回すのか
消防設備点検は、あくまで「消防設備」を確認するためのものです。
そのため、
- 感知器の設置されていない部屋
- 引き出し
- 私物
などを確認することはありません。
基本的には
「天井の感知器」
「壁の設備」
など、消防設備がある場所だけを確認します。
実際の点検時間は、1部屋あたり数分程度で終わることが多いです。
押入れやクローゼットに感知器がある場合もあるので、その場合には住人の方に確認して開けてもらいます。
点検時にお願いされること
室内点検では、次のようなお願いをされることがあります。
- 家具や荷物の上に感知器がある場合は隙間がほしいので少し移動してもらう
- 部屋に入っていいかの確認(入ってほしくない部屋があれば感知器があっても私の場合は無理に点検しません)
- 消火器がどこにあるかの確認
- ベランダに出るのはどこからなのかの確認
- 点検予定の感知器数が目視で見つけられない場合に、他にどこにあるのかを聞くこともあります
感知器がクローゼットの中や収納の上についているケースもあり、その場合は少しだけスペースを空けてもらうことがあります。
まとめ
消防設備点検で室内に入る場合でも、確認するのは消防設備がある場所だけです。
- 天井の感知器
- ベランダの避難器具
- 室内設置の消火器
などを中心に短時間で点検を行います。
点検は法律で定められている建物の安全確認の一つなので、可能であれば協力してもらえると点検がスムーズに進みます。
このブログでは、消防設備点検の現場で感じたことや、実際によくある疑問を現場目線でまとめています。