マンションに住んでいると、定期的に「消防設備点検のお知らせ」がポストに入ります。
そのとき多くの人が気になるのが、
- 消防設備点検は土日にも実施されるの?
- 平日不在だけどどうすればいい?
- 在宅しないとダメ?
といった点ではないでしょうか。
この記事では、マンションの消防設備点検の日程が土日に行われることはあるのか、また在宅の必要性や日程調整の考え方について分かりやすく解説します。
消防設備点検は土日も実施される?
結論から言うと、マンションの消防設備点検は土日に実施されることもあります。
法律では点検の「回数」は定められていますが、実施する曜日までは指定されていません。
そのため、実際の点検日程は次のような事情で決まります。
- 管理会社や管理組合の方針
- 住民の在宅率
- 点検業者のスケジュール
- 建物の規模
特にマンションでは、住民が在宅しやすい土日に設定されるケースもあるのが実情ですが、平日にも行われることが実際には多いです。
私が実際に点検の仕事として働いていての実感としては、平日が最も多く、土曜もありますが、日曜はほとんどないことが多いです。
マンションの消防設備点検が土日になる理由
平日は住民が不在のことが多い
多くの人が仕事や学校で外出しているため、平日の日中は部屋に入れないケースが増えます。
消防設備点検では、次のような設備を確認する必要があります。
- 室内の感知器(天井にあるものです)
- 避難器具(ベランダにあります)
そのため、部屋に入る必要がある場合は在宅率が高い土日が選ばれることがマンションによってはあります。
点検作業の効率を上げるため
マンションの消防設備点検では、数十戸〜数百戸を短時間で回る必要があります。
もし平日に実施して不在が多いと
- 再点検が必要になる
- 作業日数が増える
- コストが上がる
といった問題が発生します。
そのため、一度で多くの部屋を点検できる土日が採用されることもあります。
在宅しないと消防設備点検は受けられない?
これは点検内容によって異なります。
共用部の点検
個別の住戸ではなく、共用部のみの点検の場合は在宅不要です。
例
- 消火器
- 廊下の感知器
- 屋内消火栓
- 非常ベル
など
これらは廊下や共用スペースにあるため、住民の立ち会いは必要ありません。
専有部の点検
専有部(個別の住戸、お部屋のことです)の点検は基本的に在宅が必要です。
点検対象
- 火災感知器(天井についている)
- 避難器具(ある部屋であればベランダにあります。無い部屋もあります。)
作業時間は通常
1部屋あたり5〜10分程度
です。
消防設備点検の日程が合わない場合は?
もし指定された日程に在宅できない場合は、次の方法があります。
再点検を依頼する
多くのマンションでは、後日再点検日が設けられます。
掲示物や案内チラシに
「再点検日」
「予備日」
が記載されていることが多いので確認しましょう。
また、時間指定も可能なことが多いので、希望日の何時に来てほしいということを伝えると他に優先して来てもらえることもあります。
管理会社へ相談する
再点検でも難しい場合は、管理会社や管理組合へ相談すると対応してもらえる場合があります。
ただし、個別訪問になると費用が発生する場合もあるため注意が必要です。
消防設備点検は法律で義務
消防設備点検は、建物の安全を守るために法律で義務付けられています。
根拠となるのは
消防法
この法律では、消防設備の点検を定期的に行うことが定められています。
一般的な点検頻度
・機器点検:6か月に1回
・総合点検:1年に1回
マンションで年2回程度の点検があるのは、この法律が理由です。
まとめ
マンションの消防設備点検について整理すると次の通りです。
- 消防設備点検は土日に実施されることもある
- 曜日は法律で決まっていない
- 室内点検がある場合は在宅が必要
- 日程が合わない場合は再点検の可能性あり
消防設備点検は、火災時に設備が正常に作動するか確認するための大切な作業です。
少し手間に感じるかもしれませんが、建物全体の安全を守る重要な点検なので、できるだけ協力するようにしましょう。