マンションの消防設備点検では、全ての部屋に立ち入れるとは限りません。
実際の現場では、一定数の部屋が「不在」になります。
この記事では、消防設備点検の現場でよくある「不在対応」について、実際の流れを紹介します。
点検日に不在の部屋は珍しくない
消防設備点検では、事前に案内チラシを配布して日程と時間帯をお知らせします。
それでも、
- 仕事で外出している
- 旅行中
- そもそも案内を見ていない
などの理由で、一定数の部屋は不在になります。
体感としては、
- 小規模マンション → 不在2〜3割
- 大規模マンション → 不在3〜4割
くらいになることもあります。
また、平日と土日ではやはり土日の方が在宅率は高くなるマンションが多いかなと感じます。
不在の場合の基本対応
点検員は通常、次のような流れで対応します。
- インターホンを押す
- 数十秒ほど待つ
- もう一度インターホンを押す
- 数十秒ほど待つ
- 応答がなければ不在扱い
建物によっては、
- 全戸1周したあとに時間を空けてもう一度訪問
- 管理人さんに確認
などをする場合もあります。
不在の部屋は「未点検」になる
不在だった部屋は、消防設備点検の報告書では
未点検
として記録されます。
未点検が多すぎると、
- 消防署の指導が入る
- 再点検が必要になる
こともあるようです。
そのため、管理会社やオーナーはできるだけ在宅率を上げようと工夫しています。
再点検が行われることもある
マンションによっては、不在が多い場合に
再点検日
を設けることがあります。
例えば
- 1回目 土曜日
- 2回目 平日夜
などです。
ただし再点検は
- 費用が追加になる
- 点検員の手配が必要
などの理由で、すべての建物で実施されるわけではありません。
ちなみに私の点検している現場で再点検が実施されたことは今のところありません。
点検はできるだけ協力したほうがい
消防設備点検は、火災時に設備が正常に作動するか確認する大切な作業です。
感知器や非常ベルなどは、室内に設置されている場合も多いため、部屋に入らないと点検できないことがあります。
そのため、案内が来た場合はできるだけ在宅して協力するのが望ましいと言えます。
もし、あらかじめ不在がわかっている場合には点検日時の指定をすることもできますので、点検の日までに管理人さんなどに連絡をしておいてください。
まとめ
マンションの消防設備点検では、不在の部屋が出るのは珍しくありません。
- 点検員が訪問して応答がなければ不在扱い
- 不在の部屋は未点検として記録
- 場合によっては再点検が行われる
建物全体の安全のためにも、できるだけ点検に協力することが大切です。