はじめに
今回は、マンションでの消防設備点検の1日の流れについて書いてみます。
これからこの仕事を目指す方や、実際にどんなことをしているのか気になる方の参考になればと思います。
※あくまでも私が経験している会社・現場の一例です。ちなみに消防設備点検会社の正社員ではありません。
①朝:現地集合・打ち合わせ
多くの場合は8:45くらいに現地集合ですが、現地が電車では行きづらい場所の時には会社へ行き、社員の方と一緒に会社から道具を積み込んだハイエースで現場に行きます。
点検は9時開始が多いのでそれまでに開始できるよう到着します。
- 管理事務所・防災センターへ行き、管理人さんへご挨拶
- 当日の点検内容の確認。朝イチでは特に午前中の予定を確認。
- メンバーの作業の割り振り。共用部の点検をする人、住戸内点検をする人、など。
- 訪問指定時間のある部屋の確認(何よりもその部屋へ優先して点検をします)
- 自動火災報知設備の受信機を点検モードに設定する(これをしないと通常の火災のように大騒ぎになります)
ここで段取りを間違えると、1日がバタつきます。
最初の確認が、その日のスムーズさを左右すると感じています。
②住戸内点検
住戸内に感知器がある場合、入室して点検を行います。
住戸内にある感知器は主に差動式スポット型感知器と定温式スポット型感知器なので、熱であぶる棒を用意して向かいます。
また、ベランダに避難はしごがある場合はこちらも点検します。
住戸内点検で行うことや、気をつけているポイントは、
- 玄関のチャイムを鳴らし、在宅確認をする
- 短時間で作業するよう心がける
- 住人の方への様々な配慮(おやすみ中であったり、お仕事中の方もいらっしゃるので)
- 質問などをされた場合には丁寧にお応えする
- 部屋の中のモノになるべく触れない、道具をぶつけない、見ない
お話しをしてくださる方もいて、点検の技術面だけでなく、コミュニケーションも大切だと感じます。
基本的には限られた時間の中で、正確に作業を終えることが求められます。
③共用部の点検
私が働いているところでは共用部は部屋の点検が終わったあとに行うことが多いです。
- 消火器
- 熱感知器、煙感知器
- 非常照明
- 誘導灯
- 消火栓ボックス
マンションでは、消火器の設置場所によってほこりがすごくかぶっていることが多いので、しっかりハケで払ってきれいにします。
共用部は住人の方の目にも触れる場所なので、見落としがないよう丁寧に確認します。
④ 昼休憩
タイミングを見て昼休憩を取ります。
現場によってはスムーズに進む日もあれば、時間が押すこともあります。
その日の状況に応じて柔軟に動くことも、この仕事の一部だと感じています。
お昼はお弁当を車の中で食べたり、ランチをしているお店に行ったりして過ごします。
⑤ 午後:残りの点検と最終確認
午前中の続きや、午後から予定している居室内点検を行います。
- 午後からの居室内点検
- 屋上設備
- ポンプ関係
- その他最終確認
抜けや見落としがないかを意識して確認します。
「多分大丈夫」ではなく、「確実に確認した」と言える状態にすることが大切だと学んでいます。
⑥ 終了・報告
全体を確認し、管理人さんや自動火災報知器を管理している会社や、仕事を依頼してくれた担当者の方へ点検終了の報告をします。
その後、現場は解散となります。
社員の方は帰社して報告書を作成する等の事務作業を行います。
やってみて感じること
この仕事は、
- 階段を昇り降りすることが多く、体力も使う
- 焦らず、落ち着いてひとつずつ終わらせることが大事
- 居室内点検では住人の方への配慮やコミュニケーションが大事
全く派手な仕事ではありませんが、建物や住人の方の安全を支えられている実感はあります。
住戸内点検では住人の方に感謝されることも多いので、そういう時はやりがいを感じます。
まだ経験は浅いですが、一つ一つの現場を通して学んでいるところです。
まとめ
マンション消防設備点検の1日は、
「段取り」「正確さ」「配慮」
の積み重ねだと感じています。
今後も、現場で学んだことを記録していこうと思います。